“Murasakikagami” machine
「紫鏡(むらさきかがみ)」という言葉がある。まことしやかに囁かれている都市伝説的なものである。なんでも、この言葉を成人までに覚えていたら死んでしまうらしいのだ。
私は、小学生のときにこの言葉を知ってしまった。確か、「ふみコミュニティ」という小・中学生向けの掲示板で偶然目にし、震え上がった。忘れなくては……。そう思えば思うほど、頭に刻まれてしまう。紫鏡……。「紫」というのがまずなんか怖いし、「鏡」というのも怖さがある。この2つが組まれることで、より怖くなってしまう。
今、私は25歳だ。成人を過ぎて5年ほど経ったけれど、ありがたいことに死ぬ気配なく生きてこられた。ふとしたときに、「紫鏡」と思い出す瞬間はあった。そもそも、「覚えている」ってどういう範囲で言っているのだろう。
そんなことを考えていたら、「成人式の前日に紫鏡と呟くマシーン」を閃いてしまった。閃いたからには、作らなくてはいけない気がする。
Murasakikagami(紫鏡)is superstition in Japan.If you remember this word to the age of 20 ,you will be die.
Murasakikagami machine can speak “Murasakikagami” on the day before your 20th birthday.
📖↗︎https://dailyportalz.jp/kiji/murasaki-kagami