彼女は大学を卒業した後、志望していた雑貨店のクリエイティブ職に就職が決まった。陶芸を続けることも考えたらしいが、それには粘土を焼く窯が必要で、窯を使える環境はそう簡単には手に入らないらしい。会社員になってすぐに、社内研修も兼ねて、東北にある実店舗で働きはじめた。

それを聞いた私は、離れ離れになることに悲しさを覚えたが、当の本人は地元を出て、知り合いが誰もいない地に行くことにワクワクしているようだった。そんなものなのだろうか。

私は、「旅行がてら会いに行くねー」と言ったものの、タイミングが合わず、というか新幹線の手配がめんどうくさくて、結局行かないまま数年が経ち、彼女がこちらへ戻ってきた。東京に新しくできた店舗に異動となったのだ。「今度、顔出すよ!」と言ったものの、なんとなく行かないまま、退職の連絡がきた。

https://www.recruitjobs.co.jp/blog/post/post000005.html

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